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紫外線

紫外線は、1年の中で5月から8月に掛けて多くなります。しかし冬の紫外線量は、夏の半分以下になります。お天気別の紫外線量では、快晴の日が一番多く、曇りの日は晴れの日の約70%、雨の日は晴れの日の約30%になります。1日の中の紫外線量では、午前10時から午後3時の間が多く、正午頃が一番強くなります。その為15分間紫外線を浴びることは、朝や夕方の3時間分にも匹敵すると言われています。なお紫外線は、高度が300メートル高くなると4%多くなります。その為夏場の高原などの避暑地でも紫外線に注意が必要です。また雪の紫外線反射率は、新雪の場合には約90%にもなります。
紫外線には、A波(UV-A)・B波(UV-B)があります。A波(UV-A)は、波長が長く、サンタンの原因となります。B波(UV-B)は、波長が短く、サンバーンの原因となります。

メラニン・メラノサイト

メラニンは、体内で生成される色素です。メラニンには、黒褐色のエウメラニン(真性メラニン)と橙赤色のフェオメラニン(亜メラニン)があり、その割合によって皮膚や髪の毛の色に違いが出てきます。 なおメラニンは、皮膚の表皮の最下層にある基底層あるメラノサイト(メラニン細胞)で生成されます。なおメラニンには、紫外線が皮膚の奥深く浸透するのを防止する働きがあります。
メラノサイトは、メラニンを生成する細胞です。メラノサイト内の酵素チロシナーゼは、メラノサイト刺激ホルモンによって活性化され、血液中のチロ シンを原料としてメラニンの生成します。なおメラニンの生成は、チロシナーゼがチロシンに働き、ドーパという化合物に変わります。チロシナーゼは、更にドーパにも働き掛け、ドーパキノンに変化させます。ドーパキノンは、化学的反応性が高く、ドーパクロム、そしてインドールキノンへと変化します。そして最終的に黒褐色のエウメラニンになります。またドーパキノンは、システインと反応することにより、システィニルドーパへと変化し、橙赤色のフェオメラニンになります。なおメラニン生成途中でシステインが存在する場合、橙赤色のフェオメラニンとなります。その為美白化粧品には、システインが多く用いられています。

日焼け・ターンオーバー

日焼けには、サンタンとサンバーンがあり、肌に与える影響はまったく異なります。 サンタンは、紫外線A波(UV-A)により、皮膚が褐色に色付くが、痛みがほとんどない日焼けです。この褐色に色付く日焼けは、メラニン色素によって作られます。メラニン色素には、紫外線が皮膚の奥深く浸透するのを防止する働きがあります。
サンバーンは、紫外線B波(UV-B)により、皮膚が火傷したように赤くヒリヒリ痛む日焼けです。急に強い紫外線を浴び、皮膚表面の組織が炎症を起こした状態です。サンバーンは、火傷と同じように皮膚が剥がれ落ちて治っていきます。しかし紫外線が真皮に到達した場合、コラーゲンなどの弾性繊維を変質させ、ハリを失わせます。そして結果的にシミやタルミの原因になったり、皮膚ガンの原因になることもあります。

表皮・真皮

■表皮は、真皮の上にあり、角質層・顆粒層・有棘層・基底層に分かれています。表皮は、ターンオーバーにより、約28日掛かけて生まれ変わります。
●角質層は、肌の一番表面にあり、表面細胞が死んだものです。角質層は、厚みはわずか約0.02ミリですが、約14層が重なり合っています。角質層には、外部から体を守るバリア機能があります。また角質層は、保湿成分を作り出し、体内の水分を蒸発させない働きもあります。水分が減少すると乾燥肌の原因となります。なお角質層は、約30%の水分を含んでいます。
●顆粒層・有棘層は、角質層の下にあり、角質層と異なって生きた細胞からできています。顆粒層・有棘層は、外部からの刺激を神経に伝達したり、アレルギー反応を起こし、体を守る働きがあります。なお顆粒層・有棘層は、約65%の水分を含んでいます。
●基底層は、表皮の一番下にあり、新しい表皮細胞が作り出す働きをしています。また基底層には、色素細胞であるメラノサイトが存在し、紫外線などの刺激により、メラニン色素を作り出して自己再生できない真皮を守る働きがあります。

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